名久井直子×FUP「ブックデザインからみた活版印刷の魅力」
2013.06.02
名久井直子×FUP「ブックデザインからみた活版印刷の魅力」at B&B
企画で関わらせていただいた3週にわたる活版ワークショップ&トークショーの全課程が修了しました。
前2回のワークショップではタイトルと本文を組み、刷るというものでした。
思いがけず生徒さんが優秀でおまけのしおりも組んでしまっていました。
最終日には活版工房を新しく立ち上げたFIRST UNIVERSAL PRESSの溪山さんと装幀家の名久井直子さんによるトークショーを開催しました。
一部は溪山さんによる活版印刷とは?という丁寧な説明があり、二部で名久井さんのお仕事について、名久井さんが思う活版の魅力についてなどお話いただきました。
印象に残った名久井さんの言葉が「私は活版至上主義でもなんでもありません。たくさんある印刷技術は使わないとなくなってしまいます。ただそれが嫌なだけです。それに活版でデザイン発注するのがすごく難しいことのように考えている人がいますが、そんなことはありません。時間、コストはかかるけれど引き出しのひとつとして上手く使って活版と関わっていきたいと思います。」(的な)
もっと身近に活版を感じて、どんどん実際に使用していってほしいな。
という自然な姿勢が伺えた楽しいひとときでした。
名久井さん、FUPさん、B&Bのスタッフさん、お越しくださったみなさん、どうもありがとうございました。